朝、多摩川のサイクリングロードを自転車で走っていると、私のように運動に励んでいる人がチラホラ居て、仲間のような気がして嬉しく感じる。
運動を習慣化する上ではなるべく自分がやりやすいような運動をした方がいい。なので多摩川で運動に励む人たちをよく見ているとウォーキング・ランニング・自転車などなど、みんなが自分なりのスタイルを持って運動に励んでいるんだという事が段々と分かってくる。
平日に土手で運動をしている人となるとどうしても年齢層は高めになるが、それでも若い頃にスポーツをやっていたような体力自慢から、定年後に初めてやり始めましたみたいな人まで、この土手では実に様々なバックグラウンドの人たちが男女の別もなく一生懸命に運動に励んでいる。こういう多様性がある環境は、私には居心地が良い。
よく考えると、この土手の人口構成比は放送大学の学生の年齢構成比に似ているんだな。年齢層が高めで、それでいてちゃんと若者も居て、男女の別がない所、誰に強制された訳でもないのに自己実現のために自発的に人が集まってくる所などなど、とてもよく似ていると思う。
私は今日もマウンテンバイクで土手を走っていたのだが、ウォーキング中のおじさんを追い抜こうとした時に、そのおじさんに「押忍!いってらっしゃい!!」と声を掛けられたので驚いてしまった。でも、こういう交流があるのは何気に嬉しい。で、よく見ていると、そのおじさんは追い抜く人すれ違う人全員にそういう声かけをしているようだった。もしかしたらだけど、あのおじさんは名物おじさんみたいな人だったのではないか、そう考えたらなんだか可笑しく思えてきて楽しい気分になった。