規則正しい食事・服薬・整えられた部屋

今年ももう終わる。年の初めに立てた目標は一通り達成できた良き一年であった。『生活習慣の安定』を目標にして頑張った一年であったが、現在睡眠を中心とした生活習慣全般は至って正常だ。昼夜逆転生活に長い間振り回されたが、現在、もう一ヶ月以上理想的な睡眠が実現できている。

過去にも突発的に睡眠が治ることがたまにあったが、続いても二週間がやっとで、その後はまた昼夜逆転に戻るのがおきまりのパターンであった。でも今回は違う。現在五週間ほど直っている。これは最長記録ではないだろうか。

以前のエントリーでも書いたが、『規則正しい食事』『規則正しい服薬』『整頓された部屋の維持』が昼夜逆転を治す為に効果的であった。今回、私は更にダメ押しの一手として、昼間アクティブに活動するということを実践した。玄関の落ち葉掃きから庭の草むしり、買い出しや家の掃除などなど、家事を中心に出来る限り動き回るようにした。

以前、なぜ睡眠が治らないのかを医者に相談したら「ごく当たり前の事だけど」と前置きした上で「太古の昔から人間がやっていたように、日が昇ったら活動して、日が沈んだら寝る、と言うことに尽きる」とのアドバイスをもらった。私は「分かったつもりで今までやってきたが、上手くいかない所を見ると所詮『つもり』だったのだろう」と医者に答えて帰ってきた。

その会話から私は猛烈な反省をして今回の様な作戦を立て実行に移した。今考えると実に単純なことだったんだ。普通の事を普通にできなくなった人のことを障害者と呼ぶ。私が普通の生活を送れなかったのは障害があった為だったのは言うまでもないが、一方最近では、普通の事が普通に出来るレベルまで病状が回復してきた、という事が睡眠の安定を通して証明されたのではないかと思う。

『整頓された部屋の維持』には今年やった断捨離の効果が大きかった。『規則正しい服薬』にはiPhoneのアプリを活用した。『規則正しい食事』には冷凍食品とセブンイレブンの食事宅配サービスを活用した。普通にできるレベルまで病状が回復したと言っても、まだまだ健常者ほどのパワフルさは見られず、いろいろな工夫やサポートがあって、ようやくなんとかなっているという感じだ。

まだまだ社会へ出て行く様なエネルギーはないが、少なくとも家で病人をやっていた状態から脱し、『主夫』になることが出来たのは大きな進歩だ。

また一番の障害であったコミュニケーションも問題ない状態まで回復している。玄関で一服していると近所の人とよく挨拶を交わす事があるが何の問題もない。今年はエアコンの取り付け業者や植木屋の対応なども出来たし、新聞屋の集金や郵便局での振り込みなどなど、様々なコミュニケーションを何のストレスもなくこなせる様になった。これは大きな躍進である。

今年はこのブログを書いていたから、私が何に重点を置いて取り組んできたかの記録が残っている。過去のエントリーを読み返してみると、一切のブレなく、一生懸命頑張っていた事が分かる。もちろん他にもいろいろな事を書いたから、なんというか、究極のダウナー系ブログになってしまったという反省はある。だが何にしてもこのブログには私のパーソナリティーが全て入っている。私がイキイキ出来る場になったのは確かだ。今年、生きてて良かったとしみじみ思う。