BOINCを稼働させるPCがなくなってしまったので代案を考えた結果、AWSで稼働させることを思い付く。で、実際にやってみた。GPUインスタンスをスポットで借りて、Ubuntu上で稼働させた結果は「爆速」であった。高価なグラボのマシンをわざわざ用意するよりもこちらの方が安上がりだ。
しかしこの方法は問題がある。BOINCとは、本来コンピュータの余った処理能力を寄付するボランティア精神が重要なのであり、お金を払ってわざわざ専用マシンを用意する事はプロジェクトの趣旨に反する気がする。勿論世界にはモンスターマシンを組んで参加するポイントゲッターもいるが本末転倒だ。
結果的には、この方法があまり賢い方法ではないという結論に至り、私はすぐやめてしまった。ただGPUインスタンスの圧倒的処理能力を体験できたのは面白かったし、その他にも電気代がかからないとか、ローカルのBOINCマネージャーから遠隔操作出来るとか、色々実験的なことが出来て楽しかった。