よく見る夢の記録を残す。 真っ白な広い部屋の大きなベッドの上で目覚める。ベッドとグランドピアノしかない。窓には白いレースのカーテンが掛かり、心地よい風と太陽の光が燦々と降り注ぐ。ピアノに手を触れると同時に扉から母と弟が入って来て「お帰りなさい」と言う。 これは死後の世界か??
何にせよこの夢は私の隠された内面の全てが出ている。白い部屋もそよぐ風も日の温もりも私の価値観に忠実だ。そして極論、私はベッド・ピアノ・母・弟が全てなのだ。他には何も要らない。 「お帰りなさい」と言うのも、現世の苦しみが夢オチであってほしいと願う私の深層心理を反映したものだろう。