メンタルは常にバランスをとっている。意識と無意識もそう。脳内で自分の意識が優位になりすぎると色々な不具合が出てしまう。無意識で過ごす割合を増やせれば、不調は改善する。

体の不調を意識しすぎる=自律神経失調症
色々な行動を気にしすぎる=神経症
考えや感情を認識しすぎる=心を病む

『日々の生活を丁寧に淡々とやる』という事が大切だ。人生について考えている様な時間を減らし、もっと炊事・洗濯・掃除といった日常をしっかり生きるべきなのだ。人は何か作業をしたり他の人と話したりしている時はほぼ無意識で動いている。その無意識の状態でいる割合を増やす事が何より重要なんだ。

あまり忙しすぎるのも問題だが、不調が続くからといってやるべき事を放棄し、その不調との闘いが全てになってしまうのも良くない。それでは事態がますます悪化する。

そんな時はひとつ自分の意識の手綱を手放してしまうのが良い。馬をコントロールしようとむやみに手綱を引っ張り続けるのではなく、馬にある程度任せてしまえば良い。馬は勝手に走ってくれる。無意識の割合を増やすとか日常の生活をしっかりやるというのは、こういった意味で有効な対処法たりうる。