以前、医学書を読んでいた時、母が慢性的な葉酸不足に陥っている事を発見した。葉酸とはビタミンBの一種。なので母を説得し、ビタミンBのサプリメントを飲んでもらう様にした。長らく閃輝性暗点に苦しめられていた母であったが、その後ここ3ヶ月くらいはその症状が出ずに済んでいる。効果は抜群だ!
母にはセリアック病の気もある。母は数年前まで慢性的な下痢に悩まされていたが、お昼に毎日食べていたうどんをサトウのごはんに変えてもらったところ、ピタリと下痢する事がなくなった。その時も私はその知識を医学書から得たのだ。医学書は役に立つ。
母にはちゃんとかかりつけ医がいて、頻繁に受診していたにも関わらず、見当違いの漢方薬と整腸剤を処方されただけで、結果的には治してもらえなかった訳だ。病院が病気を治してくれないのは私の持病も同じ事。私の場合も、自分の判断で減薬した事が、今日の回復に繋がっているのだ。
だから、結局最後は自分の頭で考え、自分の判断で対策を打つしかない。医療に過度な期待はしない事。事故にあったとか伝染病にかかったなどの時はお世話になるが、病院とはあくまで条件付きの上での付き合いと割り切る必要があるだろう。患者もある程度賢くならねば病気は治せぬ…
思い返せば我が家は病気に苦しめられた家系だった。だから病院との付き合いも長い。だが病院は私の病気を治せなかったし、母の病気も治せず、祖父の病気も祖母の病気も治せなかった。でも唯一、弟の病気だけは治してくれた。その事には本当に感謝している。
弟は昔、当時としては珍しい川崎病に罹ってしまったのだ。で、治ったのは良いのだが、その時の医者のセリフが『現在、回復後28歳まで生きている人は確認されています。なので28歳までは保証できます。』と言うものだった。こんな冷たいセリフがあるだろうか。ちなみに弟は今月29歳になったよ。
うん、この話はやめよう。病気の事を話し出すとキリがない…