同人界隈で活躍する絵師さんが爆発的に増えた事で、彼らの活躍の場はどんどん広がっていっている様だ。でもインターネットに親しみのない層には、その仕事は理解されづらいのかもしれない。そういう層には志ん生の抜け雀って噺を聴かせてやりたいものだ。絵師って凄いんだよ!

宿屋の金が払えない一文無しの絵師が、借金のカタとしてついたてに雀の絵を書いていくんだ。

一文無しの絵師「一羽一両、五羽で五両だ!」
宿屋の主人「高いよ〜、それは…(泣)」

で、その書いた雀が、まるで生きている様についたてから抜け出るという事が分かって、宿屋が大騒ぎになるという…

とても夢のある噺だよね。で、最後は評判を聞きつけた殿様が二千両の値をつけてくれるんだ。一文無しだからといって人を侮ってはいけないという事を教えてくれる噺でもある。だから現代の絵師の人たちも、貧乏に負けずに頑張って欲しいと思う。その作品に値をつけてくれる人はきっと居ると思うから。