今年の秋に公開される予定の次期 iOS(Ver. 12)に注目してもらいたい。新しいiOSにはこれといって目新しい新機能がある訳ではない。が、このバージョンではシステムの最適化と軽量化により、アップデートする事で今までより動作が軽快になるというとても大きなメリットがある。そしてその恩恵は時代遅れになった旧機種にまで及ぶ。
iOS 12にアップデートすれば、使い物にならなかった端末も息を吹き返すだろう。古いiOS端末(各種iPhone・iPad)で、動作がもっさりしていたり、キーボード入力の反応がイマイチだったりなど、新機種への買い替えを検討せざる得ない状況にいた人には朗報だ。
この写真の右手にあるがのが、私が『今』使っている端末(iPhone 8・iPad)で、左にあるのが昨年まで使っていた端末(iPhone 6 Plus・iPad mini 3)だ。
古い方は動作がもっさりしてしまって、まったく実用に耐えない端末だったが、iOS 12 パブリックベータ(アップル公式のプレビューバージョン)をインストールしたところ、見事息を吹き返してくれた。『こんな事なら急いで新しい端末を買い揃える必要などなかった』『もう1年だけ頑張って耐えてれば良かった』というのが正直な感想だ。ちゃんと動く端末を引退させるというのも勿体ない様に思う。
古い方はiPhone・iPadともに4年くらい前の機種であり、いくら復活したとはいえ、使い比べてみるとやはり新しい端末の方がキビキビと動いてくれる。感覚的には、『普通に使える』のが旧機種で、『快適に使える』のが新機種、といった印象だ。
という様な訳で、無理して機種変したり、古い端末をリサイクルに出したりなどしない様に気をつけてほしいと思う。秋にくる新OSに期待してもらいたい。