通院日だった。主治医と色々話せて、薬局やタクシー、映画館の受付など、何故か随所で高いコミュニケーション力を発揮した不思議な日だった。私が統合失調症である事に、もはや誰も気が付かない。もう私は外出先でおろおろしたりしない。する必要もない。病気の症状を、またひとつ乗り越えた気がする。
映画館は、ネットで申請していたシネマイレージカードを受け取りに行っただけで、肝心の映画は観ていないんだ。思えば、もう久しく映画を観ていない。せっかくカードを作ったのだから、今後は積極的に観に行きたいと思う。映画くらい観ても誰も文句は言わんだろう…
主治医との会話でひとつ重要な事があった。主治医曰く『一週間のリズム作るように』との事。実は私は数年前に『毎日を規則正しく』とアドバイスされた事があったのだ。そしてそれは既に達成されているので、今回のアドバイスはそれをもう一歩進めた感じなのだろうと思う。
これはつまり私が社会参加をする事が前提になっているという事だろう。『病人としての暮らし』ではなく『生業を持つ人の暮らし』というのが視野に入っている。それは私の目指す未来の障害者の姿だ。そこに向かって私は今まで頑張ってきた。主治医が私のその気持ちを汲んでくれていて嬉しい!