個人情報の山

森永がハッピーダースキャンペーンというのをやっていて、ダースを買ったレシートをスマホで撮ってキャンペーンサイトに送信する(それでスタンプを貯める)と菅田将暉グッズが当たる。私はチョコが大好きでダースもよく食べるから、サイトに登録してよく応募している。

でも、レシートというのは情報学の観点からいうと個人情報の山なんだ。今はレシートの画像からその内容を機械的に読み取る技術もあり、世間ではよく利用されている。なのでこのキャンペーンはチョコの売り上げを伸ばす事が目的なのではなく、森永が何らかしらの情報を欲しがっている事が伺える。

私は今日、ダースの他に他社(ブルボン)のアルフォートを買った。レシートを見ればそれが一目瞭然だ。私は『これだ!』と思った。キャンペーンを通じて一定数のレシート情報を集めれば、消費者が競合他社のチョコをどれくらい買っていて、どの商品が売筋なのかがまる分かり! これは市場調査なのだ!

私はチョコが大好きだけれど、今の時代、企業からみればもはや私は顧客ではないのだろう。『消費者』という大きな『パイ』でしかない訳だ。これには何とも言えない悲しさがある。嫌な時代になったなあと思う…