マイスリー断薬からおおよそ一ヶ月くらいが経った

マイスリー断薬からおおよそ一ヶ月くらいが経った。この一ヶ月をベンゾジアゼピン系の薬なしで過ごせたのは私にとって特別な意味を持つ。何しろ10年以上前に精神科を受診して以来、一度も途切れる事なく処方され続けてきた薬だったのだ。(もはや不要な薬だったが、何となく飲み続けていた。)

今は睡眠導入剤が無くても何とか寝れている。睡眠時間は十分に取れていると思う。ただ、寝つきがとても悪いのだ。寝付くまでに二時間ぐらいかかってしまう。よくよく考えると『寝つき』というのは今までマイスリーが助けてくれていた部分だ。なので断薬の影響はまだ残っていると考えた方が良いだろう。

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今日は禁煙による不眠が解消し、一週間ぶりにまともな睡眠がとれた。よく寝れた。この不眠が一週間で治るのは過去の経験からも分かる既知の事実である。だから何も恐れる事はないのだ。今回も、我ながら上手く不眠を受け流す事が出来た様に思う…

とうとう私からタバコがなくなり、睡眠導入剤もなくなった訳だが、『そんなモノがなくても私はちゃんと寝れるんだ!』という事実が、これで明らかになった様に思う。悪癖を断つのは難しい事ではあるけれど、ちゃんとした方法でちゃんとやれば、不可能ではないのかもしれない。頑張ってよかった…

昨日は通院日だった。主治医に睡眠導入剤がなくても寝れる様になったと伝えたところ、私の処方から睡眠導入剤がなくなる事になった。私の薬がインヴェガだけになってしまったので『これだけで大丈夫なのか?』と質問したところ『大丈夫だ』と言われた。睡眠導入剤については『添え物だから』との事だ。

薬局では、薬剤師さんに「今日は寝る前のお薬がないのですが…」と聞かれたので「睡眠導入剤がなくても寝れる様になったんです」と私が答えたところ、薬剤師さんは満面の笑顔で祝福してくれた。睡眠導入剤がなくても寝れるという事にどれほどの価値があるのかをちゃんと知ってくれていた。嬉しかった。

今日は9時間ガッツリ寝れた。マイスリーを飲まなくなってどうなるかと心配していたが、今は夜9時に寝て、朝6時に起きるという凄まじく健康的な生活を送れている。余談だがマイスリーがなくなって一番驚いたのは朝立ちする様になった事。朝立ちは健康のバロメーターだから、これは喜ばしい事なのだ。

睡眠導入剤がなくなったら睡眠の質も改善した。私はApple Watchで自分の睡眠を計測しているので、質の改善は客観的数値として分かる。服薬中は60%程度を示していた睡眠の質は、睡眠導入剤断薬後、反跳性不眠から抜け出た頃からおおよそ85%程度を示す様になった。改善している。やったぜ!

度重なる断薬を経て、とうとう服薬している薬がインヴェガだけになった。でも、このインヴェガだけは断薬する気になれない。インヴェガは私に合っているし、飲んでいても特別不都合な事はないので、病気の再発防止の意味から、これは今後も飲み続けていきたいと思っている。

嬉しいのはベンゾジアゼピン系の薬すべてと縁が切れた事だ。ベンゾは本当に酷い薬だったと思う。副作用も多いし、何より依存性があるというのが気に食わなかった。なので今後は安易に処方されないよう、ちょっとやそっとの不調があっても医者に訴えない様にしていきたい。不調は知恵を使って乗り切る!

おはようございます! 今日は八時間半ぐっすり眠る事が出来た! 反跳性不眠の期間を無事に乗り切る事が出来たようだ。夜当たり前の様に寝て、朝当たり前の様に起きるという事が睡眠導入剤無しで出来る様になったのはとても嬉しい。15年近く飲み続けたマイスリーとは、これでおさらばだ!

マイスリー断薬から今日で一週間。反跳性不眠もそろそろ終わる頃合いだ。なのでこの不眠ともいよいよ今日でおさらばだ!

マイスリー断薬による反跳性不眠で、ここの所ずっと寝れてない。で、今とても眠いのだが、今寝てしまったら絶対夜中に起きてしまう。なのでちゃんとした時間まで起きている為に、今はエスタロンモカ(カフェインの錠剤)の力を借りて耐えている所だ。せめて9時までは頑張って起きていようと思う。

睡眠導入剤を除けば、私の薬は1日1錠だけであり、もちろん単剤使用となる。再発防止の為の最低限の維持量の服薬だ。これは製薬会社推奨の使用法でもあり、つまりエビデンスのある最も効果のある服薬の仕方だと言える。統合失調症回復期の処方でこれほどまでに美しい処方は滅多にないだろうと思う。

先週からインヴェガへ変更となった。私の望み通りの処方が実現している。主治医曰く『インターネットで見たとかで、こうしてほしいというのがあったら遠慮なく言ってね』とのこと。理解のある先生でありがたい。やはり病気と真剣に向き合う者にとって、医者はなによりの味方だ。

リスパダールからインヴェガへの変更はスムーズだった。これといった副作用も起きない。それに薬のベネフィットも素晴らしい。インヴェガは薬剤の性質上、薬の血中濃度が一定となるように作られていて、これのお陰で私のバイオリズムは乱されずに済む様になった。これは実生活上とても負担が少ない。

インヴェガへ変更
インヴェガへ変更

リスパダールからインヴェガへ

インヴェガへ変更
インヴェガへ変更

次回の通院日に変薬してもらえる事が確定している。リスペリドン(リスパダール)からパリペリドン(インヴェガ)へ変更になる。これは重要な事だ。

リスペリドンは良い薬だが欠点もある。私が最近一番問題にしているのは半減期が早いという事。私は最低限の維持量で生活しているので、12時間も経てば効果が切れてくる。それはつまり1日の中で薬の効きが上下し安定しないという事であり、バイオリズムに悪影響が出ているという事でもある。

これは服薬で定常状態が維持できているならば問題にならない。だが私の場合は維持量が足りず、定常状態が効果的には作り出せていない様に感じる。こういう場合、普通だったら薬の量を増やすのだろうが、それでは鎮静作用が強すぎて日中の活動に悪影響がでる。

なので薬の力価を増やさず、持続的かつ効果的に薬の血中濃度を安定させる必要性に迫られている。そのニーズを完全に満たすのがパリペリドンだ。リスペリドンとパリペリドンは薬の効能がほぼ同じ。大きな違いはドラッグデリバリーシステムの構造だけだといえる。

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忌々しい薬だ……一体いつまで服薬を継続すればよいのやら。今の良い状態が継続すれば『寛解』は目指せるだろうが、薬をやめない限り『完全寛解(治癒)』はない。治癒を目指すなら、いずれかのタイミングでその時(断薬の時)は来る。だからそれまでの間、私は薬と上手く付き合っていく必要がある。

今、とても重大な事に気が付いてしまった。私には、今年の春頃から今日までの間、病気の陰性症状が全く無かった! もう既に陽性症状は無く、近年はずっと陰性症状と闘っていた筈だった。でもいつの間にかその陰性症状がなくなってて、しかも今の今までその事に全く気づかなかった! なんだこれ!?

自分の過去のツイートを遡ってみたのだが、今年のネガティブツイートは1月の禁煙鬱の時と6月の梅雨の季節の時の2回のみ。逆に『睡眠が治った』とか『放送大学を頑張っている』といったポジティブなツイートの方が目立つ。記憶の方を辿ってみてもこれといった不幸な出来事は無かった様に思う。

まて、まて、どういうことだ? 統合失調症なのに、陰性症状も陽性症状もないなんて、そんな事があるのか? 病気の症状がないなら私は何なんだ? 病気が良くなっているのだろうか? 今年一年の暮らしが平穏無事すぎて、逆に変化に気付かなかった!!

何故今日まで気付かなかったのだろう。もしかしたら、これはクリスマスプレゼントなのかもしれないな。でも喜んでもいいのかなあ。ぬか喜びは嫌だな〜。今度主治医に聞いてみて、これが喜ばしい事態なのだとハッキリ分かったら、その時は思いっきり喜ぶ事にしよう。でも次の通院日は来年なんだが…

今回発覚した徐脈の問題はどうしたら良いのだろうか。今のところ実害は出ていないので、しばらくは放置かな。私にはこの他にも高プロラクチン血症など放置されている副作用がいくつかある。精神科の薬には本当にウンザリするが、服薬のおかげでここまで回復しているのだから無下にもできん…

今夜も外に出てウォーキングをしてきた。今は歩くのが楽しい。というのも、最近は減薬と禁煙の効果で、体がかなり思い通りに動く様になってくれているんだ。大学の学習センターにも通う様になって、体力(筋力)もかなり付いた。これらの状況から、今は自分の体に対する信頼度がかなりアップしてる。

過去、私の体力は、病気の所為で落ちる所まで落ちた。それはかなり異常な状態で、ちょっと説明しずらい感覚なのだが、私はある日、公園で鉄棒やブランコをやってみたんだ。そして衝撃を受けた。ブランコが怖いんだ。鉄棒も怖くて、前まわりすら出来なかった。体力が落ちすぎて感覚もおかしくなってた…

昔、剣道をやってた事があるので、竹刀を持って素振りもしてみた。でも全然ダメ。腕が痛いとかいうレベルではなくて、そもそも動きがぎこちなくて変だった。その時は完全にバランス感覚を失っていたんだ。太っていて図体は大きいのに、その体を全くコントロールできない。かなり気持ち悪い体験だった。

過去の引きこもり生活がもたらした『体力の極度の低下』と『バランス感覚異常』は、早急に解決すべきだと思った。そして当時、それを決定的にしたのが『電車』だった。電車に乗ると、電車のスピードを怖く感じたんだ。遊園地のアトラクションに乗っている感覚だった。マズイと思った。

それ以来だ。私はウォーキングや散歩を積極的にする様になった。縄跳びや剣道の素振りも試してみたが、これは続かなかった。人の目が気になったんだ。なのでウォーキングをする上ではIngressやPokemon GOに随分助けられた。こういう目的を持って街を歩くアプリが、私を外の世界に誘ってくれた。

おかげで今は元気だ! ここまでくるのに何年もかかっているけどね。でも当時の異常な状態を考えれば、今日の様にウォーキングを楽しめる様にまでなったのは大きな成長だと思っている。